札幌市豊平区の矯正歯科 地下鉄中の島駅より徒歩5分 さっぽろ矯正歯科クリニック

こどもの矯正治療

治療期間について

あごが成長している幼い時期から治療を始めれば数年で治療から解放されるように思えますが、実はそうではありません。
ほとんどの場合本格治療へと移行してしまいますが、永久歯が生えてからの治療が良いかといえば、早期治療にはあごの発育をコントロールできるメリットが
あるため、永久歯に生え変わってからの矯正治療は、歯を抜くリスクを低くしたり、治療期間を短くしたりするなど、本人の負担を少なくする結果へと導きます。
そのため、早期治療をお勧めいたします。
矯正歯科治療期間


月に1度ペースの通院は1年から2年間

治療中は、ずっと毎月のように通院する必要はありません。通常、装置の種類にもよりますが、月に1回から3ヶ月に1回程度の通院を1〜2年くらい続け、歯並びを直すと後は4〜6ヶ月に1回程度の通院で歯・あごの成長が止まるまで経過を観察することになります。


こどもによくある「不正咬合」

歯並びが悪くなる原因は、遺伝や生活習慣が要素として大きくなります。
どの不正咬合も歯と顎の大きさのアンバランスによって生じますが、指しゃぶりなどの癖によって生じることもあります。
不正咬合にはいくつかの種類があります。下図は代表的な6種類ですが、これ以外やいくつかの不正咬合の種類が混ざった歯並びもあります。

・出っ歯(上顎前突)
・受け口(反対咬合) ・すきっ歯(空隙歯列) ・過蓋咬合
(かがいこうごう)
・開咬(かいこう) ・叢生(そうせい)
出っ歯(上顎前突)
受け口(反対咬合)
すきっ歯(空隙歯列)
開咬(かいこう)
叢生(そうせい)
上のあごが下のあごより前に出ている。上下のあごの大きさや位置のアンバランスによって生じたり、指しゃぶり、舌を押し出す癖、口呼吸、口を開く癖、下唇を吸い込む癖等が原因となる場合があります。
下のあごが上のあごよりも前に出ている。上下のあごの大きさや位置のアンバランスによって生じたり、上または上下の唇を吸い込む癖が原因となる場合があります。
遺伝的な影響が強く出る傾向があります。
歯とあごの大きさのアンバランスや歯の本数が少ない、唇や舌の裏側の筋が邪魔しているなど先天的な要素や、舌を押し出す癖が原因となる場合があります。
咬んだ時に下の前歯がほとんど見えなくなってしまうような深い噛み合わせ。歯ぎしり、歯を食いしばる癖が原因となる場合があります。
普通に咬んでも奥歯数本が咬めるだけで、前歯の上下がくっつかない咬みあわせ。指しゃぶり、舌を押し出す癖、口呼吸等が原因となる場合があります。
歯がでこぼこに生えている状態。あごの大きさと歯の大きさのアンバランスによって生じる。

※当院では不良な癖を正すトレーニングも行っております。

舌のくせのトレーニング(筋機能療法)が必要な方へ

T 筋肉の働きについて

内側からの舌による力によって歯は外側へ押されます。
外側からの口唇や頬の力によって歯は内側へ押されます。
内側からの力と外側からの力は互いに相殺してバランスをとっています。
すなわち、上下の歯がしっかりとかみ合っているのは、舌・口唇・頬の筋肉の力のバランスが関与しているのです。この機能をバクシネーターメカニズムと呼びます

筋肉の働きについてイメージ写真
U バランスがとれていないと不正咬合が生じる

口唇の力が弱すぎたり、舌を図のように前歯で挟み込むような行動は、口唇の内側への力よりも舌の外側への力のほうが強くなり、外側と内側の力のバランスが崩れることになるので、開咬(前歯がかみ合わない)、上顎前突(出っ歯)になるのです。場合によっては下顎前突(受け口)の発症の原因にもなります。

歯のバランスイメージ写真
V 治さなければならない理由

舌癖があると不正咬合の引き金になったり、矯正治療が順調に進まなかったり、矯正治療後に後戻りする原因になったりすることがあります。
装置をつけなくても筋機能療法のみで不正咬合がある程度改善することもありますし、矯正治療が成功するために筋機能療法の併用が必要な場合も多いです。また、歯ぐきや歯を支える骨が弱ったときに、舌のくせがあると歯並びが崩れたり、逆に舌のくせによって歯ぐきや歯を支える骨が弱る場合もあります。
治療は、普段舌は上顎についていて口唇は楽に閉じ、正しい嚥下、発音ができるようにトレーニングを行います。これを、筋機能療法と言います。

トレーニング前・後写真
トレーニング前 トレーニング後
W チェックしてみましょう

□1.普段の舌の位置は歯と歯の間から出ているあるいは下の前歯を押している。
□2.舌の脇に歯形のようなへこみがある。
□3.口唇を閉じて鼻だけでしばらく呼吸をすると苦しい。
□4.普段口唇を開けている。
□5.唇を閉じると筋肉が緊張し、オトガイ部(下顎の先)にシワができる。
□6.口唇を閉じるとヘの字になる。
□7.水を飲むとき舌が歯と歯の間から出てコップを迎えにいく。
□8.水を飲み込むとき前歯で舌を咬む。
□9.水を飲み込むとき口唇に力が入る。
□10.サ行やタ行を発音するとき歯と歯の間から舌が出る("th"になる)。
1あるいは2にチェックがある人は「低位舌」
4〜6にチェックのある人は口唇が弱い
7〜9にチェックがある人は異常嚥下癖(正しい飲み込みができない)
10にチェックがある人は発音に問題あり

低位舌・無力唇・開咬・口呼吸イメージ写真
低位舌・無力唇・開咬・口呼吸 正常:舌が上顎に接触・口唇の閉鎖・正常咬合




こどもが嫌がらない?気になる治療方法

小さな子に矯正装置を付けるのはかわいそうと思いがちですが、4〜9歳の早期治療で大人のような固定式の装置を使うことは少ないのです。

12歳くらいまでに矯正に使われる主な装置

・バイオネーター ・クワッドヘリックス ・拡大床 ・ヘッドギア ・ダイレクトボンディングシステム
バイオネーターイメージ写真
バイオネーター写真
クワッドヘリックス
拡大床
ヘッドギア
ダイレクトボンディングシステム
出っ歯の矯正に使われます。上下の歯を適切に噛み合わせることで下あごの成長を促します。
上あごに装着します。針金を調整してあごを広げます。これにより、咬みあわせのズレを正したり、歯の生えるスペースを獲得したりします。
上あごや下あごに装着します。取り外しの出来る装置でねじを回すことで左右のプラスチックが広がり、あごの幅を拡大させます。これにより歯の生えるスペースを獲得します。
出っ歯、乱ぐいなどの治療に使われます。上あごの突出を抑え、第1大臼歯を後ろに移動させます。就寝中などに利用されます。
前歯や奥歯の歯並びが全体的に悪い場合に用います。装着期間は平均半年程度です。
その他にも何種類もあります。
矯正治療イメージ写真1
矯正治療イメージ写真2
矯正治療イメージ写真3
矯正治療イメージ写真4
不正咬合は多種多様です。年齢や歯の生え具合によって適時、装置を判定する必要があります。
症例をご覧になりたい方はこちらから >>

 

歯の矯正 Q&A

食べてはいけないものはある?
健康な歯を抜かなきゃいけないの?
歯磨きは特別な方法になるの?
取り外し式の装置の場合は制限がありませんが、固定式装置の場合はガム・キャラメルのような粘着性の強いもの等、多少避けなくてはいけない食品があります。
やむを得ず抜くことはありますが、早期治療によりリスクは軽減されます。
普通の歯ブラシで今までどおりでOKです。
装置によっては専用の歯ブラシをお使いいただきます。

スポーツしても大丈夫?
保険は使える?医療費控除は?
装置を付けるとイライラしない?
全く問題ありません。取り外せる装置は取り外してかまいません。
一部の症例以外は保険適用外ですが、医療費控除の対象になります。詳しくはこちらを >>
こどもは意外に適応能力が早いので、あまり気にする必要はありません。むしろ周りが気にすることがイライラにつながります。