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口呼吸は歯並びにも影響します。解説と対処法について

2018.08.21

こんにちは。
さっぽろ矯正歯科クリニック、院長の桜田です。


最近、常に口が開いている「口呼吸」の方が増えていると感じます。 口呼吸は歯並びをはじめ、健康へ様々な悪影響があるので注意が必要です。


今回は口呼吸による歯並びへの影響や、口呼吸になってしまう原因、口呼吸改善のための対処法などをご紹介します。

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口呼吸は歯並びへ悪影響を及ぼします

人間の呼吸は通常鼻で行われ、唇は常に閉じている状態が正常です。

しかし鼻づまりなど何らかの原因により「口呼吸」が習慣となってしまっている人もいます。


この口呼吸で常に口が開いている状態は、歯並びへ悪影響なんです!


通常は閉じた唇から前歯を押さえつける力がかかっていますが、口が開いているとその力が常にかかっていない状態になるため、前歯が少しずつ前に出てきてしまう場合があります。

さらに、口が開いていると通常は上顎にくっついているはずの舌が正しい位置に収まらず、歯や顎が舌に押されて歯並びの乱れや不正咬合につながる可能性があります。

上顎は鼻腔で鼻とつながっているので、鼻呼吸がスムーズにできないと上顎や頬の発育が遅れ、歯並びの乱れにつながってしまう場合もあるのです。




口呼吸になる原因とは

口呼吸になってしまうのには様々な原因が考えられます。

多くの場合は次のうちのいずれかに分類されます。


1)花粉症や鼻炎などによる鼻づまりが慢性化してしまっているケース

2)肥満によって首周りに脂肪がつき気道が狭まってしまうケース

3)柔らかいものを好む食生活によって口周りの筋肉が未発達で口が開いてしまっているケース

4)噛み合わせが悪くて口がしっかりと閉じれないことが口呼吸の原因となっているケース

5)扁桃腺の肥大によって鼻呼吸ができないケース


肥満対策やあごの筋力アップに加えて、鼻呼吸を本人が心がけることで改善できることもありますが、噛み合わせや鼻炎などで呼吸の状態が悪く、悪い歯並びと口呼吸の悪循環が続く場合には医療機関の受診をお勧めします。


早めに歯科医や耳鼻咽喉科医へ相談して原因となる症状を治療しつつ、しっかりと口を閉じて口呼吸を改善できるよう、治療を行う必要があります。




歯並び以外にも悪影響が!口呼吸がもたらす問題

口呼吸の影響は歯並びの悪化だけではありません、口腔環境や全身の健康状態にも悪影響を与える可能性があります。


・口腔内が乾燥して歯肉炎や歯周病、口臭などが起こりやすくなる

・口腔内の乾燥により唾液の作用が弱まり虫歯になりやすくなる

・空気中のばい菌などを直接吸い込んでしまうため、風邪などにかかりやすくなる

・口呼吸は前かがみで顎を突き出して行う胸式呼吸となるため、姿勢が悪くなる

・いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因となり、寝ても疲れが取れにくい

・口呼吸で鼻のフィルター機能が働かず、アレルギー症状の進行につながる


さらに間接的には、顎関節の動きや顎の筋力が低下することで、見た目のイメージにも影響を及ぼすことも少なくありません。

口呼吸はできるだけ、早期にしっかり鼻呼吸へ移行することが大切です。




自分でできる口呼吸の対処法

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歯並びだけではなく健康へ様々な悪影響を与える可能性のある口呼吸。

自分でもできる対処法を知って、口呼吸を改善しましょう!


意識して口を閉じる

ふと窓ガラスや鏡で自分の顔を見たとき、口は開いていませんか?

まずは毎日の生活の中で意識的に口を閉じ、鼻呼吸を心がけます。

ただし、食いしばるのではなく、軽く唇を閉じて歯が強く当たらないよう気を付けます。

定期的にチェックして、意識的に鼻呼吸に切り替えていきましょう。



鼻づまりの改善

花粉症やアレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎など慢性的な鼻づまりがある方は、耳鼻科など病院を受診してしっかりと治療しましょう。

就寝時に鼻がつまりがちな方には、鼻呼吸をしやすいように鼻に貼るテープや鼻腔拡張器なども市販されています。



口周りの筋肉を鍛えるトレーニング

口周りの筋肉を鍛えることでしっかりと口を閉じていられるようになります。


◆風船膨らまし体操

口をしっかりすぼめ、頬と口周りの筋肉を意識しながら風船を膨らまします。

風船は手では押さえず、口の力だけを使って風船を押さえながら膨らましましょう。



◆あいうべ体操

大きく口を動かしながら「あー」「いー」「うー」、最後に舌を下に突き出しながら「ベー」と言います。

10回1セットで、一日合計3セット程行うと良いでしょう。



自分で対処してもなかなか口呼吸が改善しない、口がきちんと閉じるようにならないという場合は歯並びが原因の場合もあります。

そんな場合は「こんなことで受診しても良いのかな?」などと思わず、ぜひ歯科医にも相談してみましょう。




まとめ

・口呼吸は常に口が開いている状態になります。唇が歯を押さえる力がなくなったり、行き場のなくなった舌で歯や顎を押してしまったりすることで歯並びの乱れにつながってしまう場合があります。


・口呼吸の原因は鼻づまりや肥満、口周りの筋力の低下など様々です。悪い歯並びや不正咬合自体が口呼吸の原因となっている場合もあります。


・口呼吸が影響を及ぼすのは「歯並びの悪化」だけではありません。口の中が乾燥することによって歯周病や口臭、虫歯になりやすくなる、風邪をひきやすくなる、姿勢が悪くなるなど全身の健康状態に悪影響を与えます。


・口呼吸の改善にはまずは意識的に口を閉じること。口周りの筋肉を鍛えるトレーニングも効果的です。なかなか口呼吸が改善しない場合は歯科医への相談もおすすめします。



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さっぽろ矯正歯科クリニック院長 桜田明宏

桜田明宏 (Sakurada Akihiro)
さっぽろ矯正歯科クリニック院長
日本矯正歯科協会認定専門医
日本矯正歯科学会 認定医

噛み合わせや歯並びの異常は、歯周病や顎関節症等の肉体的影響とともに精神的にも影響します。
当院では目立たない矯正治療の提供を目指すなど、患者さんのカラダとココロの両面に配慮した治療を心掛けています。最新の矯正歯科の研鑽に努め、肉体的にも精神的にも健やかな人生を送ることができるような矯正歯科(治療)の提供を目指しています。

著者・論文、所属学会などは院長・スタッフ紹介をご覧ください。

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