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子どもの出っ歯の矯正治療は早い方が良い?

2017.07.21

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こんにちは。
さっぽろ矯正歯科クリニック、院長の桜田です。


お子さまの出っ歯が気になった時、矯正治療の開始は早ければ早いほど良いと思っていませんか?
実はそうとは限りません。

今回は早期治療(Ⅰ期治療)の必要性についてご説明します。


子どもの出っ歯の矯正治療は早ければ早いほど良いというわけではありません


子どもの矯正治療は、乳歯と永久歯が混在している時期に行う早期治療(Ⅰ期治療:4~9歳頃)と、全て永久歯に生えそろってから行う永久歯列期治療(Ⅱ期治療:12歳以上)があります。

出っ歯の矯正治療は早いほうが良いと思われがちですが、実は早期矯正治療の確実な有効性は確認されていません。


確かに、早期治療終了直後には前歯が少し引っ込んだ、下あごが大きくなったなどの治療効果が確認されます。

早期治療によって、前歯の外傷発生率が40%ほど軽減されるという報告もあります。

しかし歯並びそのものの話でいうと、その後の永久歯列期治療終了後の歯列状態は、早期治療を行った患者と行わなかった患者で差はないという観察報告もあるのです。

早期治療を行っても行わなくても、永久歯列期治療を経た最終的な治療結果は同じです。


全ての患者に早期治療は有効ではないというわけではありませんが、早期治療をするメリットが少ない患者が多いのも事実です。


出っ歯の矯正治療は急ぐ必要はありません


矯正治療では必ずしも早期治療が必要とは限りません。
必要な検査をしっかりした上で、治療開始のタイミングや治療内容を見極めることが大切です。


矯正治療前に最低限必要な検査


  • ・頭部や口元のレントゲン撮影
      歯・あご・口元の関係、虫歯、歯周病、歯の生え変わりなどを確認
  • ・顔写真、口腔内写真
      顔・歯・口元のバランスの確認
  • ・歯列模型
      上下の歯のかみ合わせや歯並びを色々な角度から確認

こういった検査を行わず、「早いほうが良い」と全ての患者に対し早期治療を勧めてくる歯科医師には注意が必要です。


しっかりとした説明を受けた上で、早期治療の必要性を判断しましょう


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知っておいていただきたいのは、矯正治療を行っている歯科医院だとしても、その歯科医師全員が矯正治療の正しい知識や高い技術があるとは限らないということです。

全ての患者に同じく早期治療を勧め、同じ治療内容を施すことはあり得ません。

早期治療だけで治る、早期治療を行えば永久歯を抜かずにすむとは限らないのです。

早期治療の際には必要な検査を行い、治療方法や期間、費用、永久歯列期治療の見通しなどしっかりとした説明を受けてから判断するようにしましょう。


また、近年では歯科医院の増加と子どもの虫歯治療数の減少で、経営状況の苦しい歯科医院があるのも事実です。

そのような歯科医院にとって、矯正治療は歯科医院の大きな収入源とも言えます。


もしも受診した歯科医院で、ちょっとした症状ですぐに矯正治療の開始を勧められたなどの不安や心配があれば、セカンドオピニオンを利用するのも良いでしょう。


まとめ


出っ歯の矯正治療には必ずしも早期治療(Ⅰ期治療)が必要とは限りません。

全ての患者に画一的に早期治療を勧めてくる歯科医院には注意が必要です。

しっかりとした治療計画と説明を行ってくれる歯科医院を選びたいですね。


  • 早期治療(Ⅰ期治療)は必ずしも必要ではない。永久歯列期治療の結果が変わらないことも多い。
  • 子供の出っ歯の矯正治療は永久歯が生えそろうまで待っても良い。
  • 十分な検査と説明を受けて、早期治療(Ⅰ期治療)の必要性を判断しましょう。

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