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子供の出っ歯の矯正治療は早い方が良い?

2019.05.22

こんにちは。
さっぽろ矯正歯科クリニック、院長の桜田です。


お子さんの出っ歯が気になった時、矯正治療の開始は早ければ早いほど良いと思っている保護者の方が多いと思います。しかし、実はそうとは限りません。

今回は子供の出っ歯の早期治療の必要性についてご説明します。

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子供の出っ歯の矯正治療は早ければ早いほど良いというわけではありません

子供の矯正治療の時期は乳歯と永久歯が混在している時期に行います。

の時期に行う治療を総じて「早期治療」と呼ばれます。

大きな治療目標は不正咬合を助長させる要因を排除し、顎骨の正常な成長発育を導いたり歯列不正の増悪を阻止したりすることです。


したがって子供の矯正治療を行うことで、歯列不正の改善が完結するわけではありません。

多くの場合、永久歯が生えそろってから本格的な矯正治療により理想的な歯列と咬み合せを構築させます。

早期治療はⅠ期治療とも呼ばれ、全て永久歯に生えそろってから行う永久歯列期治療はⅡ期治療または本格矯正治療と呼ばれます。


さて、出っ歯の矯正治療は早いほうが良いと思われがちですが、実は早期矯正治療の確実な有効性は確認されていないのです。

早期治療終了直後には確かに、前歯が少し引っ込んだ、下あごが大きくなったなどの治療効果が確認されますが、本格矯正治療の治療方針は早期治療を行っても、行わなくても大きく変わらないことが確認されています。


お子様の出っ歯が早期治療の対象となる代表例は、出っ歯に加えてすきっ歯であることや歯をよくぶつけるまたはその可能性が大きい場合、前歯の咬み合せが異常に悪い場合などです。

これらの症状は早期にて改善することが、将来の本格矯正治療に有利に働く場合があります。

すなわち、全ての患者に早期治療は有効ではないというわけではありませんが、早期治療をするメリットが少ない患者が多いのも事実なのです。




子供の出っ歯に対する治療内容について

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前述したように早期矯正治療は必ずしも必要とは限りませんが、それを見極めるためには必要な検査をしっかりする事が大切です。

検査内容は下記に記しますが、多くの検査資料を基に早期治療の必要性や将来の展望を判断します。

早期治療が必要でなくても永久歯列完成まで定期的な検診を繰り返して不正咬合を管理し、本格矯正治療に備えることが大切です。



矯正治療前に最低限必要な検査

●顎や顔面骨格のレントゲン撮影

歯・あご・口元のバランス、虫歯、歯周病、歯の生え変わりなどを確認


●顔写真、口腔内写真

顔・歯・口元のバランスの確認


●歯列模型

上下の歯のかみ合わせや歯並びを色々な角度から確認




まとめ

・早期治療は必ずしも必要ではない。

・出っ歯の早期治療の必要性を判断するためには詳しい検査を基に判断する必要がある。

・定期的な検診を受けて、顎骨の成長発育やかみ合わせを管理することが大切。

「お子さまの矯正治療の流れ」はこちらを参考にして下さい。

・ご不明な点などございましたら下記にて受け付けます。

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さっぽろ矯正歯科クリニック院長 桜田明宏

桜田明宏 (Sakurada Akihiro)
さっぽろ矯正歯科クリニック院長
日本矯正歯科協会認定専門医
日本矯正歯科学会 認定医

噛み合わせや歯並びの異常は、歯周病や顎関節症等の肉体的影響とともに精神的にも影響します。
当院では目立たない矯正治療の提供を目指すなど、患者さんのカラダとココロの両面に配慮した治療を心掛けています。最新の矯正歯科の研鑽に努め、肉体的にも精神的にも健やかな人生を送ることができるような矯正歯科(治療)の提供を目指しています。

著者・論文、所属学会などは院長・スタッフ紹介をご覧ください。

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