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矯正時の金属アレルギーが心配な方へ。事前確認と金属を使わない治療

2017.12.20

こんにちは。さっぽろ矯正歯科クリニック、院長の桜田です。


矯正治療の中でもブラケットなど金具を歯に取り付ける治療の場合、金属アレルギーが気になる方もいると思います。


今回は矯正治療と金属アレルギーの関係についてお話します。

しっかり情報を確認することで、金属アレルギーの方も安心して治療を受けることができますよ。

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矯正治療による金属アレルギーはなぜ起こるのか

アレルギーとは、ある特定の物質に対して体が過剰な免疫反応を起こすことです。


矯正治療では、矯正装置に使われている金属が食べ物や唾液で微量ずつ溶け出して体内に入り、体がそれを異物と判断してアレルギー症状が起こるケースがあります。


このように矯正装置や歯の詰め物、インプラントなどに使われている金属が原因となる金属アレルギーを「歯科金属アレルギー」と呼ぶこともあります。

アレルギー症状は口内炎や歯肉炎など口の中の症状だけでなく、体に湿疹や炎症が起きたり、かぶれが出たりと様々です。


アレルギー反応を起こしやすい金属は、ニッケル、コバルト、クロム、パラジウムなどで、クロムやニッケルなどはブラケットの金具やワイヤーなどにもよく使われています。



金属アレルギーの方が矯正治療をしたい場合

矯正治療をする前から金属アレルギーであることが分かっている場合は、できるだけ金属を使わない装置を使用した矯正治療をすることになります。


金属ではなくセラミック製のブラケットや、表面にコーティングが施され金属の露出のないワイヤー、プラスチック製のワイヤーなども出てきています。

これらを使用すれば金属アレルギーの方でも問題なく矯正治療を行うことができます。


歯並びの状態によってはプラスチックのマウスピースを使用する「マウスピース矯正」で矯正治療する場合もあります。

マウスピース矯正は、軽度〜中度の歯並びを治す際に利用することができますが、歯を動かす本数が多かったり抜歯が必要だったりする場合には適応できないので注意が必要です。



矯正治療中に金属アレルギーが出た場合は?

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矯正装置を装着して矯正治療を行っている最中にアレルギー症状が出てしまった場合は、できるだけ金属を使用しない装置に変えていくことになります。


アレルギー症状が軽度の場合は投薬をしながら様子を見ることもあります。

その場合は酸性の食べ物や飲み物を避けて、矯正装置に含まれる金属が溶けだす量が少しでも減るように気を付けましょう。


症状が重度の場合は全て金属以外の装置に変えるか、それが難しい場合は治療の中断も検討する必要があります。


矯正治療でアレルギー症状が出てしまった場合、他の金属にも反応することがあります。

念のためピアスやネックレス、指輪など金属製のアクセサリーも避けるようにしましょう。



アレルギー体質などで心配な方は必要に応じてパッチテストを

アレルギー体質の方で「もしかしたら金属アレルギーもあるかも?」と心配になる方もいるかもしれません。

そのような方は事前に皮膚科で金属パッチテストを受けて、自分がどの金属にアレルギーを持っているのか確認しておくと安心です。


ただし矯正装置に使われている金属でも、ごく微量に含まれる金属成分までメーカーが明らかにしているわけではありません。

テスト結果に合わせた金属素材の矯正装置を装着しても、絶対にアレルギーが出ないとは限らないのです。


元々金属アレルギーがある場合は、今後の治療で装着予定の矯正装置を一定期間実際に装着してみるというテスト方法もあります。

実際に矯正治療が始まるとテスト以上に長時間装置を装着することになりますし、何より金属アレルギーの発症には様々な要因があります。

このテストで問題がないからと言って絶対に金属アレルギーが発症しないとは限りませんが、パッチテストよりもさらに信頼性の高いテストと言えます。


特に抜歯を伴う治療方針の場合、抜歯後の方針変更は難しいため事前にできるチェックは全てしておきたいものです。



まとめ

・矯正治療による金属アレルギーは、口腔内に装着した矯正装置から溶け出た金属成分が体内に入ることによって起こります。

・金属アレルギーがある方は、プラスチックのマウスピース矯正やセラミックブラケットなどで金属を使わない装置を利用して矯正治療を行うことになります。

・矯正治療の途中で金属アレルギーを発症してしまった場合は、できるだけ金属を使用していない装置に変えていったり、軽度の場合は投薬をしたりしながら様子を見ることもあります。症状が重く、矯正装置の変更も難しい場合は治療中断の検討も必要です。

・アレルギー体質の方は事前に金属パッチテストを受けておくと安心です。検査結果によって絶対にアレルギー反応が起こらないとは言い切れませんが、事前に確認できることはしておくようにしましょう。



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