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矯正方法・器具のお話

2017.08.31

裏側矯正(舌側矯正)のメリットとデメリットについて

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こんにちは。さっぽろ矯正歯科クリニック、院長の桜田です。

 

歯科矯正と聞いて最初に思い浮かぶのは、歯の表面に付ける矯正装置ではないでしょうか。

あの装置を付けるのが嫌で、矯正治療に踏み切れない…という方も多いかと思います。

 

歯の表面ではなく裏側装置を取り付ける矯正治療があるのはご存知ですか?

今回は目立たない裏側(舌側)矯正について詳しく説明します。

 

気づかれずに歯科矯正ができる裏側矯正(舌側矯正)

裏側矯正とは、通常は歯の表側に付けるブラケットという矯正装置を、歯の裏側に取り付けて行う矯正治療です。

リンガル矯正、舌側矯正、舌側ブラケットとも呼ばれます。

 

矯正装置が見えないので、周りの人に気づかれずに矯正治療を行うことができます。

 

治療期間は2~3年ほどで表に付けた場合と大きくは変わりませんが、治療費は約100万円~で表側に付ける通常の矯正治療よりも費用が高い傾向にあります。
(治療期間や費用は症状や治療内容によって変わります。)

 

裏側矯正(舌側矯正)のメリット

裏側矯正には主に3つのメリットがあります。

 

矯正治療中だという事を周りの人に気づかれにくい

裏側矯正の最大のメリットは、やはり矯正装置が見えないことです。

歯科矯正が表からは見えないので、接客業の方やモデルさんなど職業柄歯の表面に矯正装置を付けられない方も気にせず矯正治療を受けることができます。

 

歯の表側より裏側の方が虫歯になりにくい

歯の裏側に装置があると歯磨きがしづらくて虫歯になりそう?と思うかもしれません。

確かに歯磨きがしづらくはなりますが、歯の裏側は表側と比べてエナメル質が3倍も厚く、また常に唾液が循環しているため、実は表側よりも虫歯になりにくいのです。

 

舌で歯を押す癖がなくなる

出っ歯の人は舌で前歯を押す癖がある人が多いのですが、裏側に矯正装置がついているとその癖を防止する役割にもなります。

歯を押す癖が治れば、矯正治療が終わった後も歯の位置が戻りにくくなりますよ。

 

裏側矯正(舌側矯正)のデメリット

装置に慣れるまでは違和感がある

常に舌が触れる場所に矯正装置を付けることになるので、最初はどうしても違和感があると思います。

滑舌や発音にも多少影響があり、特にサ行・タ行・ラ行の発音がしにくくなるかもしれません。

 

食事や歯磨きも慣れるまでは少ししづらいと思いますが、時間が立てば徐々に慣れてくるでしょう。

 

装着に高度な技術が必要。費用が高くなる可能性も

歯の裏側に矯正装置を取り付けるのは高度な技術と知識が必要ですので、通常の表側ブラケットよりも治療費が高額になる傾向があります。

 

きちんとした技術を持った信頼のできる専門医に任せるのが安心です。

 

裏側矯正(舌側矯正)なら周りにも気づかれずに歯科矯正を進めることができます!

歯並びがコンプレックスだという方にとって、目立つ矯正装置を歯の表面に付けることは余計に口元を見られるようで嫌ですよね。

 

現在は装置も小さく、患者さんの負担も軽減されてきています。

裏側矯正の装着には高い技術が必要となりますので、ぜひ信頼のおける専門医にご相談ください。

 

・裏側矯正とは歯の裏側に矯正装置を取り付ける、目立たない矯正治療。
・矯正装置が見えないので、周りに気づかれずに矯正治療を行うことができます。
・最初は違和感や発音への影響があります。時間がたてば徐々に慣れてくるでしょう。

 

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