豆知識ブログ

矯正中の疑問

2023.05.15

歯の矯正は痛い?痛みを軽減する方法は?

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こんにちは。さっぽろ矯正歯科クリニック、院長の桜田です。

 

「歯列矯正は痛い」と聞いたことはありませんか?

歯列矯正を検討している方の中には、痛みに耐えられるのか心配している方もいらっしゃるようです。

 

今回は歯列矯正に伴う痛みや、その対処法についてご説明いたします。

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歯の矯正は痛い?

残念ながら、全く痛みのない歯列矯正というのはありません。

歯が動くときには多少の痛みが生じます。

痛みの程度には個人差があり、ほとんど痛くなかったという人もいれば、食事がとれないほど痛かったという人もいます。

 

とはいえ、その痛みは矯正をしている間ずっと痛むような性質のものではありません。

矯正装置をつけて2〜3日間、食べ物を噛んだり、歯を食いしばったりした時などに、一時的にじんわりとした痛みが走ります。

 

基本的には治療が進めば痛みも軽減されていき、我慢できる程度の痛みであることがほとんどです。

お子様が痛みに耐えられるか心配されている方もいらっしゃるかもしれませんが、多くのお子様はしばらくすると慣れて、問題なく矯正治療を続けられています。

 

矯正を受ける方が痛みに弱い場合は、その旨を歯科医に相談いただき、弱い力のワイヤーで通常より時間をかけて矯正していくなどの方法が可能かどうか検討していきましょう。

 

当院においては、これまでに痛くて治療を放棄した方はいませんので、耐えられる痛みと認識してください。

 

 

歯の矯正が痛い原因と対処法

歯の矯正で痛みが発生する原因と、その対処法についてご紹介します。

 

矯正装置の調整による痛み

歯列矯正は月に1回程度、装置の調整を繰り返すことによって歯を少しずつ動かしていきますが、この調整のたびに痛みが起こります。

痛みの発現物質が歯を動かすのです。

 

個人差がありますが矯正装置を付けた初回が一番痛く、以降は段々と痛みが減っていくのが一般的です。

 

ワイヤーをこれまでより固いものに変えた後など、歯に与える力が強いときは、その直後の痛みが強くなることもあります。

 

口内炎による痛み

歯列矯正に伴う痛みのもう一つの可能性は、口内炎です。

歯につけたブラケットやワイヤーなどの装置が、口内で頬や舌にあたり口内炎を引き起こす場合があります。

 

引っかかりがあり痛い装置には、粘土のような保護剤を被せ、口内に器具が直接触れることを避けることで痛みの解消と口内炎の予防をしていきます。

 

保護剤は自分でつけられるものと、医院でつけるものがあり、さらに無料のものと有料のものがあります。

 

嚙むときの痛み

矯正の痛みは、基本的には噛むときに発生します。

そのため、矯正装置の調整後しばらくは硬いものを食べるのは避けた方が無難でしょう。

お子様の場合も調整後しばらくは、食事を柔らかいメニューにすると良いかもしれません。

 

矯正治療中におすすめの食べ物や注意したい食べ物、飲み物についての注意点などは「矯正中の食事が心配な方へおすすめ食品と注意すべきポイント」もあわせてご覧ください。

 

痛む場合には無理せず、痛み止めに頼るのも手です。

市販の鎮痛剤で大丈夫ですし、歯科医によって鎮痛剤を処方することもできます。

不安な場合は気軽にご相談ください。

 

 

歯の矯正は痛い可能性もあるがメリットも多い!

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矯正治療には多少の痛みが伴いますが、そのデメリット以上のメリットが期待できます。

見た目が良くなる以外にも、きれいな歯並びにするメリットは次のようにたくさんあります。

 

メリット①虫歯や歯周病のリスクが下がる

歯並びが良いと、磨き残しが少なくなり、歯を清潔に保ちやすくなります。

 

メリット②歯が長持ちする

歯の噛み合わせが悪く、一部の歯に負担がかかっていると年齢を重ねたときに歯が割れてしまうことがあります。

メリット①にも通じますが、歯並びが良く虫歯ができにくければ、歯が多少傷ついてもスムーズに再石灰化(さいせっかいか)され、歯の表面の強度も持続します。

 

メリット③自分に自信が持てる

歯並びにコンプレックスがあると、笑う時に口元を隠すようにしてしまったり、うつむきがちになってしまう人もいます。

きれいな歯並びはコンプレックスをなくし、自己評価を高くすることができます。

 

きれいな歯並びは一生モノの財産です。

多少の痛みに耐えてでも手に入れる価値があるのではないでしょうか。

 

歯並びにお悩みの方は、ぜひ一度矯正を専門とする歯科医に相談してみてください。

さっぽろ矯正歯科クリニックでもご相談をお待ちしています。

 

 

まとめ

・歯列矯正には多少の痛みが伴います。
常に痛いのではなく、矯正の装置をつけてから2〜3日間、食べ物を噛んだり歯を食いしばった時に痛むことが多いです。
治療が進むにつれ、装置を調整した後の痛みは少なくなっていきます。

 

・痛みは装置を月1〜2回調整する度に起こる他、口内炎が痛みの原因となることもあります。基本的に噛んだ時に痛むので、調整後しばらくは硬いものを食べるのは避けた方が良いでしょう。
痛みには個人差があり、痛みが強い場合には鎮痛剤を使用することをおすすめします。

 

・良い歯並びは一生モノの財産です。歯並びが悪いままだと虫歯になりやすかったり、歯周病のリスクも上がります。

 

早いうちに矯正を専門とする歯科医に相談して、きれいな歯並びを手に入れましょう。

 

さっぽろ矯正歯科クリニックでもご相談をお待ちしていますので、お気軽にお問い合わせください。

LINE@からのご相談も承っております。

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